万治4年(1661年)、群馬県の安中市磯部で勃発した土地をめぐる農民間の争いに決着をつけるため、江戸幕府から出された「上野国碓氷郡上磯部村と中野谷村就野論裁断之覚」という評決文に磯部温泉を記した温泉記号の記載があり、それが日本で使われた最古の温泉記号とされています。

温泉記号といえば、皆さんご存知のあの記号ですが、案内用図記号（ピクトグラム）化する際にオリンピック関連で話題になりましたね。

昔から日本で馴染み深い印象のJIS規格記号

温泉文化の無い外国圏の方にもわかりやすいとされる国際規格のISO図記号

最終的に、現行の温泉マークを残しつつISOの図記号もJISとして採用し、状況に応じて選択できるようになったようです。

受け継がれてきた文化を守りつつ、外国からの観光客にもわかりやすい環境を整え対応していくことが大切ですね。